息子くん出産レポ:お産編 入院2日目

こんばんは。まったりこです。
息子くん出産レポ、お産編 入院2日目です。
何気に3日も入院して産んでるので、書くことたくさんあって驚いています。
(過去記事はコチラから→妊娠編、お産編入院1日目 )

入院1日目は朝だけちょっとドキドキしたものの、それ以降はいつも通りに過ごし、
当然のようにお腹も大きいまま入院2日目を迎えました。
朝一に起床時の体調チェックで助産師さんが来てくれて、その後すぐ朝食。
しばらくして診察室へ呼ばれて、内診。
私が入院していたこの産院は地元でも結構有名な大きいところで、先生が毎回変わるんですが、
この時は女医さんで、長いこと妊娠生活して大変やったねって言ってくださって。
この労いの言葉がめちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。
とは言え入院2日目、促進剤も2日目…いよいよ過期産も見えてきています。
私自身は全く変化がないくらいの感じで過ごしていましたが、
内診の結果、どうやら促進剤のおかげで多少は兆しもあるとのこと。
今日も引き続き促進剤をする中できっと本陣痛に繋がるでしょう、と太鼓判を頂き、
お部屋に戻ってNSTの機械をセットして、1日目と同じ経口のお薬を飲み始めました。
そしてついに!この日の途中くらいから徐々に痛みが強くなっていったのです…!
とは言え子宮口の開きがゆっくりで、結局この日も最後までお薬を飲みました。
痛みが本格的になるまではなるべく体も温めた方が良いし…ということで、
体感としては結構なキツさでしたが、何とか頑張ってこの日もシャワーを浴びました。
夕飯は食べれるだけ食べましたが、全部を食べきることはできずに少し残してしまいました。
そう…ここからが…地獄の始まり…。

夕飯の後に助産師さんによる内診があって、子宮口はまだそこまで開いてなく、
痛みの間隔も10分~15分程度ということで、陣痛は始まっているけどまだ産まれないとのこと。
しかし急に進むこともあるかもしれないので、控室に行きましょうと言われました。
何とか立って歩けたので、助産師さんに支えられながらよたよたと控室へ。
旦那さんは暇つぶしの道具や水分など諸々を準備して少し遅れて来てくれました。
明確には覚えていませんが、この時多分夜の21時頃だったと思います。
控室で改めてNSTの機械を付け直して、寝れる内に寝てくださいね~と言い残し、
助産師さんはナースルームへと戻っていきました。
旦那さんに励ましてもらいながら、ずっとヤバい…痛い…と言い続けていました。
たまひよとかには旦那さんには背中をさすってもらいましょうとか、
お尻を拳で押してもらいましょうとか、こういう時はこう!みたいなアドバイスがあったんですが、
何かもうとにかく痛すぎて旦那さんにしてもらえることなんて何にもなくて笑
さすってもらっても何にもマシにならないし、
と言うかそもそももうお腹が痛すぎて体制を変えるのさえしんどくて嫌でした。
助産師さんにも何度か背中を丸めるポーズの方が良いよと言われれたけど、
とにかく10分間隔で襲い来る痛みが無理過ぎて、同じポーズでずっといるのが無理でした。

NSTの機械はお腹の張り具合を数値で表してくれます。
基本張ってない時は10~20くらいでいったりきたりしていて、最高値が100。
数字が大きければ大きい程張りが強い=痛いという感じ。
私が控室にやってきて2時間~3時間?くらいの深夜0時頃の時点で、
お腹が張った時に表示される数字が既に80~90くらいになっていました。
初めてだったのもあったからか、もうこの時で全然耐えられなくて、
張りがきている間はもう歯を食いしばりながらベッドの手すりを叩いたりしていました。
あ…痛いのくるな…という予感がお腹が張り始める少し前くらいにあって、
そう思って機械を見るとどんどん数値が上がっていって、伴って激しい痛みがくる。
この時のNSTの機械の数値が上がっていく様はめちゃくちゃトラウマです。
ウッまたきた…またくる…ウッ…というのを何度も何度も繰り返して、
いつになったらこの痛みから逃れられるんだ…と時計を見るもまだ1時間も経ってない。
数時間に1回、夜勤の助産師さんが一応様子を見に来てくれるんですけど、
「まだですね~今の内に寝ておかないと体力もたないですよ~」しか言われず。
進みが悪い時は歩いたりしていたという経験談を思い出し、
どうせしんどいなら寝てるだけじゃなくてちょっとでも進むように何かしたいと思い、
「廊下歩いてもいいですか?」と聞くと、「えっ…夜なんで…寝てください…」と言われ。
そして更に悲しいことにこの部屋がLDRの控室であるが故に、
急きょ産気づいた人たちも同じ部屋(仕切りがあってお互いに見えない)に来るんですよね。
そして、後から来たはずの人たちが当然のように私より先にLDRに移っていく…。
いや、なんで!??!私は?!?!こんな苦しいのに?!!??!?!え?!?!
ってもう羨ましいのと苦しいのとでめちゃくちゃ参りました。

途中まで頑張って励ましてくれていた旦那さんも途中で疲れ果てて寝てしまい。
私も寝たかったけど、あまりにも痛いので全然眠れず。
張りのない時に一生懸命目を閉じるのですけど、
すぐにまたあの痛みがくる…と思ってしまって、全然体の力を抜くことができず。
最終的に4時~5時台で数分だけ痛みの合間に意識が飛んだことがあったかな?くらいでした。
もう本当にめちゃくちゃ痛くて脂汗でいっぱいで、唸りながら布団でごろんごろんして、
誰とも会話もできず、怯えながら過ごしたこの夜の地獄は一生忘れない気がします。
もう完全にグロッキーになりながら、やっと朝の6時頃になって、
状況と朝食確認に来た助産師さんに「早めに内診てお願いできないですか…」と言うと、
「えっ…うーん、でもまだなんで…」と渋られたのもめちゃくちゃショックでした。
もう本当に耐えられない…何時間耐えてきたと思ってんだよ…と思いながら、
「じゃあもういいです…」と絞り出すように返事をして、予定通り7時の検診を待つことに。
朝食はきたけど、全く食べれる気がしなかったので手を付けられませんでした。
6時に助産師さんが来た頃に、途中で気を失うように寝ていた旦那さんも起きてきて。
力尽きる前に見た私より更にグロッキーな状態になっている私を見て、
本当に産まれるのか?母子共に健康で終わるのか??とめちゃくちゃ不安になったそうです。

妊娠が発覚してからの数ヶ月間、やっぱりお互いに価値観の相違があって、
時に泣いたりしながらもいっぱい話し合いをして夫婦間ですり合わせをしてきました。
私は最初に子どもがほしいって言ってたのは旦那さんの方なのに、
なんで私一人だけが苦しまなくてはいけないんだ…と常々思っていました。
もちろん最終的には私もほしいという気持ちができたので妊活に踏み切っていますが、
それにしたって妊娠・出産において女性だけが一方的に苦痛を背負う構図が本当に嫌で。
その負担の大きさとかを最初は全然わかってもらえなくて、
「まったりこだってほしいって言ってたやん」とか言われたりもしました。
そういうところだよとキレまくり、何度も何度も訴えてきたことがついに、
この時の私の苦しんでいる姿を見てもらったことで伝わったような気がしました。
そして私は旦那さんに一つこれだけは絶対に譲れないとお願いをしていました。
妊娠中~出産時、私がお願いした時は、絶対に茶化したり怒ったりせず、
「俺が男でごめん」って謝ってほしいということ。
どう足掻いても今から私たちの性別が入れ替わることはないし、
私も子どもはほしいと思ったから、妊娠出産の怖さも辛さも受け入れる覚悟はする。
でもたまたま運良く自分が男だったから辛い思いをしなくていいこと、
子どもがほしいという自分の願いを叶えるために私だけが苦しむことを当たり前とは思うな。
その証明として、私がお願いした時はどんな時でも必ず謝ってください、と。
めちゃくちゃ変なやりとりだと思うし、自分でも暴君か?と思わなくもないけど、
私はメンタルがよわよわなのでこうでもしないとやってられなかったのでした。
そして既に0時くらいの段階から割と頻繁にお願いをして謝ってもらっていたんですが、
この朝の時間になって以降は自主的に謝ってくる時も出てきたのはちょっと笑いました。

続く。
→お産編入院3日目諸々感想編