娘ちゃん出産レポ お産編

こんばんは。まったりこです。
iTunesってなんでこんなに重いんだ。どうしてだ…。
ずっと昔から永遠にiTunesが重すぎて唸ってる気がする。

今日は娘ちゃん出産レポのお産編を書きたいと思います。(妊娠編はコチラ)
つい去年の出来事なのにもう随分と昔の話のような気がする。
娘ちゃんの出産自体もなかなかに思い出深い出来事があったのですけど、
やっぱり初めてのインパクトがあるからか、息子くんの時の方が近い出来事な気がします。
と言っても娘ちゃんのお産のこともしっかり覚えてはいて、
分娩室の様子とか、助産師さんたちのことも鮮明に思い出せるのですが。
ちょっと不思議。

娘ちゃんの陣痛が始まったのは予定日を3日過ぎた日の明け方でした。
臨月になる頃には毎晩のように夜中に目が覚めていて、
お産当日もそんな感じでぼんやり目が覚めると、お尻に違和感を感じました。
説明が難しいのですけど、お尻に熱い石を当てられて熱を持つ感じ…?
息子くんの時は完全にお腹の痛みだったのですが、
娘ちゃんの痛みは完全にお尻の辺りにじぃんと圧力(?)を感じるスタートでした。
その時点ではまだそこまで間隔は短くなかったし、耐えられる程度でしたが、
明らかに定期的に繰り返していたので、これはいよいよか…と思い、起き上がったのでした。
起きてトイレに行き、まだ全然耐えられる範囲だけど、
とりあえず産院に電話して指示を仰ぐか…と思い、旦那さんを起こしました。
この時、ベッドからトイレ→トイレからベッド→電話のため廊下へと移動したからか、
産院に電話をかけて状況を伝えている間に少しずつ違和感が強くなってきて、
助産師さんから「経産婦さんなので今すぐ準備して来てください」と指示が。
これが朝の5時頃で、息子くんはまだ寝ていてたので、とりあえず私が一人で行くことに。
息子くんの時と違って違和感はあるものの痛いという感じではまだなかったので、
よっしゃオラやったるぞ!!という強い気持ちで、簡単な入院セットを持って家を出ました。
事前に陣痛タクシーを予約していたので、スムーズに迎えに来てくれました。
そして到着して降りる時には頑張ってくださいね!と声かけをしてくださって、
陣痛タクシーめっちゃええやん…ってなりました。

中に入ると、分娩室の控え室みたいなところに案内されました。
一応その控室のベッドでも出産ができるようになっているということでしたが、
基本的には奥の分娩室で産むと思っておいてね~とのこと。
この時点で大体間隔は7分程度。子宮口は3㎝程度?とかだったかなぁ。
それなりにまだ余裕があります、とか談笑しながら分娩用の服に着替えたりしました。
こう書いてても息子くんの時と違ってめちゃくちゃ余裕あるなと改めて思いますね。
息子くんの時は同じくらいの頃、もう痛すぎてキレ散らかしてたはずなのに。
助産師さんの内診やらNSTやらで様子を見てもらっている内に6時半くらいになり、
「そろそろ旦那さん呼んでもいいかもね。準備してもらって…」と言われ連絡すると、
いつもはもう少し遅くに起きる息子くんが、珍しく早く起きて朝ご飯をしているとのこと。
先に旦那さんが起きていたのもあるだろうけど、何か感じ取っていたのかなぁ。
ご飯を食べたらすぐに来てくれるということで、色々お使いもお願いしてスマホを置きました。
するとお尻の違和感に腹部の痛みが伴ってくるようになりました。
前回のお産で痛みの耐え方は完全にマスターしていたので、
痛みが来始めたらとりあえず深呼吸をして、呼吸に集中することで痛みを意識外へ。
この痛み逃しをめちゃくちゃ上手と褒められまくりました。

それなりにしんどくなり、結構進んできたね!という頃に旦那さんと息子くんが到着。
経産婦さんだし今の感じだとすぐかもしれないしここで待ってて!ということで、
そのまま控室で家族3人で過ごすことに。
よくわからないまま連れて来られた息子くん、始めはポカーンだったのですが、
控え室にいきみ苦し用のボールがあるのを発見すると、指差して「ボール!」と言いました。
この時、息子くんはやっとボールを言えるようになったばっかりだったのもあって、
言えば褒められるのがわかっていたからか、何回も何回もボール!ボール!と言ってて、
余りの可愛さに陣痛の痛みがめちゃくちゃ和らいだのを覚えています。
いやもうこんなん反則やん…痛みなんか吹っ飛ぶわぁ…と思っていたのですが、
息子くんが私に抱っこしてもらいたがったりしたので、
助産師さんから一度別室に…ということで息子くんと旦那さんは退室することに。
この時、旦那さんが何かの用事で外に出たまま助産師さんに別室に案内されたため、
家から持ってきてくれた荷物が半分置きっぱなしになってしまいました。
そしてこの置きっぱなしの荷物の中に息子くんの飲み物が入っていたので、
こりゃいかんと思って助産師さんに申し訳ないが届けてほしいとお願いしました。
助産師さんも快諾してくれましたが、そこまで大きくない産院で朝の時間だったのもあり、
人手が足りなかったのかしばらく経っても一向に持って行ってくれる気配がなく…。
時間が経てば経つ程に、私は息子くんが喉乾いてないかめちゃくちゃ心配になってきて、
そんなことを考えていたらどんどん陣痛が遠のいていきました。
この時NSTの機械を繋ぎっぱなしにしていたのですが、
私のお産の担当でついていてくれた助産師さんも明らかに遠のいてるね、と。
マジかーここで遠のくんかーマジかーってかなり不安になったんですが、
いやこれ絶対陣痛以外の心配事が気になり過ぎたせいじゃない?と思いました。
陣痛ってその時のメンタルの状況がかなり反映されるんでは…と仮説を立てたくなる程。
担当の助産師さんと一緒に遠のいたことにがっかりしていると、
別の助産師さんが来てやっと荷物を持って行ってくれたのでした。
これでやっと集中できる!と思ったものの、陣痛は結構遠のいてしまった感じ。
すると、助産師さんが「今日は昼から1件予定があるんだよな…」とポツリ。
この時点で10時前くらい?とかになってしまってたと思うんですが、
どうやら12時だか13時だか、とにかくこの日の昼以降で分娩室の予約があったらしい。
始まった時間と経産婦であることからして早く終わるだろうと思われていた私が、
まさかの長期戦の可能性が見え、助産師さんがめちゃくちゃ明確に焦っていました。
そして促進剤の投与を勧められました。
そっちの都合でめちゃくちゃ強引に進めようとするやんwて笑ってしまったのですが、
まぁ私としても早く済ませたかったし、前回も使ったしいっか…と了承しました。

了承後すぐに投与が始まり、数十分で陣痛の痛みなどのレベルが戻ってきました。
それでもまださっき程のピークではないかな…という感じ。
その様子を見た助産師さんが、「動きたかったら歩いてきていいよ」と言いました。
最初は控室横のナースルーム内のトイレを借りていたのですが、
ナースルームを出た先にもトイレがあるので、そっちまで歩いてみたらどうかとのこと。
トイレに行きたくなったので散歩がてらナースルームの外に出てトイレに行きました。
やはり歩くのが良いのか、促進剤の効きが進んだのか、この時かなり痛みが強くなりました。
痛みが来る度にふーっふーっと呼吸を整えるんですが、
壁に手と頭をつけて項垂れながらやるので、傍から見ると完全にヤバい奴です。
通りがかりにふとトイレにあった鏡を見ると、
すっぴんで髪もボサボサで謎にプリティーな分娩着で顔には脂汗が浮いたアラサーが。
こんな姿家族以外の誰にも見せれんな…ってクスッとしながらトイレのドアに手をかけると、
何やら外からキャッキャ楽しそうな声が聞こえるんですよね…。
一体何だ…?と思いつつも、明らかに陣痛は進んでる気配がすごいし何より痛いし、
とりあえずまずトイレは出るしかない…と思って出てみたところ、
何とナースルーム前で本日退院のご家族様の退院記念写真撮影が始まっていたのです。
え?!な、なん…そんなことある??!??!?!?!とパニックになっていたら、
そのご家族の旦那さんがこちらに目をやり、めちゃくちゃ気まずそうな顔をされました。
いや私もあなた方に見られたくてこんなところに居るんじゃないんや。
こちとら完全に被害者なんですわ…てか普通に陣痛も痛いし通してくれ…と思うも、
ご家族の写真を撮ろうとしてこちらに背を向けている助産師さんが全く気付かないので、
当然のように家族写真の撮影の方がガンガン進められていきます。
私も痛いしご家族が悪い訳じゃないし(多分)、邪魔するのも悪いし…と声をかけられず、
とりあえず通路のくぼみみたいなところに一旦身を隠して痛みを逃してやり過ごし、
やっとこ撮影などが終わった頃にヨボヨボと控室に戻りました。
もうマジでなんであんな恥ずかしい姿他の人に見られなかったのかわからず、
今思い出してもかなり腹立つな…なんか…そういうことあるなら先言っといて…。
この時、これのストレスで陣痛が遠のかなかったことだけ本当に良かったなと思いました。

控室に戻って助産師さんの内診を受けると、うんそろそろだね、と言われ、
そのまま助産師さんの手によって強制的に破水させられました。
めちゃくちゃ普通に控室のベッドの上だったので、あええ…ここでするん…と動揺しました。
この頃にはかなり痛みも強くなっていたので、進めてもらう分には構わなかったのですが、
分娩台に乗る前にやっちゃって大丈夫なんか…と思っていました。
その後すぐにじゃああっちの分娩台に移るからね!と言われて起こされ、
半分引きずられるように体を支えられながら分娩台まで歩かされたのですが、
その時まだ普通に残ってる破水の水が足を伝って靴下まで沁みてきて超不快でした。
いや絶対こっちに移ってからやった方が良かったやん何でなん…と思いつつも、
破水もしたし体勢も固定されたしで痛みが一気にピークになり余裕がなくなってきました。
痛みの間隔もかなり短くなり、もう痛み逃しが…とか言ってる場合じゃなくなっていましたが、
分娩台の横で助産師さんが「あれ~コンセントが繋がらない!どこ~?」とか、
「そっちにあるんじゃないの?え?ないの?」とかやっててキレそうでした。
いやもうなんかちゃんと準備してから色々進めてくれや…って思っている内に、
もうすぐだからと呼ばれた旦那さんと息子くんが控室に到着。
その辺りでついに先生も登場し、じゃあいきみ始めましょうか!ということに。
控室に居る旦那さんと、旦那さんに抱っこされた息子くんがこちらから見えたんですが、
何が始まるんかね~とぽけっとした顔してた息子くんがいきみ始めた途端真顔に。
ここに至るまで育児中に大きな声を出すことさえなかったので、
ウワーッ急にこんな姿見せられたらやっぱりビビる?!とめちゃくちゃ申し訳なく、
私はめちゃくちゃ頑張って早々に産む決意を固めました。
助産師さんの指示通りに数回いきんで、降りてきてる感覚もしたものの、
どう考えても出口が狭くて頭が突っかかって出てこない感じでした。
このいきみの間、助産師さんの一人が大丈夫?お茶飲む?ってめちゃくちゃ聞いてきて、
いやそれどころじゃなくない?!え?!今ってお茶飲むような場面でしたか?!と思いました。
正直めちゃくちゃイライラしましたが、今となってはめっちゃ笑えるな。
1回目に聞かれた時から今はいいですってめちゃくちゃはっきり断ったのに、
その後も複数回聞かれたのでいきみながら今はいいですぅう!!て大きい声出しちゃった。
控室に居た旦那さんがこのやりとり聞いて笑ってました。
これ当事者じゃなかったら相当面白いな…。
メインの助産師さんも「今はいいって言ってはるから」とか真剣に制してて、
何の茶番を見せられてるんやって思っていました。

最終的に先生が見かねた感じで会陰切開を提案してくれて、即答でOKしました。
もう何でもいいから早く産みたい…という状態になっていました。
やりたくなかったらやらなくても、と選択する余地を与えてくれて親切だなと思いました。
絶対切ってもらった方が早く終わると思ったし、経験済みのことだしと即OKしましたが、
切ってなかったら裂けてたかも…という感じだったみたいでした。
そして切開の後に強めにいきむ時に、少しだけ吸引のお手伝いをもらいつつ、
すぽん!と無事に娘ちゃんが体の外に出た感覚がして、泣き声が聞こえました。
この時はもうめちゃくちゃ清々しくて、終わったァァァアアア!!って感じでした。
強制破水で分娩台に乗ってから約30分くらいの出来事でした。
促進剤を入れてから合計で1時間半程でサクッと終わった感じだったので、
あの時荷物をさっと持って行ってくれていればもっと早くに終わったのでは…と思いました。
いやわかんないけども。
私が切開の後を縫われたりしている間に、娘ちゃんは計測やら綺麗にしてもらったりして、
その時の様子を少し旦那さんと息子くんで窓の外から覗かせてもらったようでした。
そしてその直後に息子くんは完全に寝落ち。
諸々の処置が終わり控室に戻ってきたら、私より先にベッドに寝てて笑った。
余ったスペースに寝転がり、カンガルーケアやら産後すぐの体調チェックを受けました。
初乳もそこであげたのですが、娘ちゃんは最初から飲む力が強くて、
飲むのもめっちゃ上手だったのでビックリしました。
おお…食い意地張ってんな…まぁその方が安心でいいか…と思いました。
数ヶ月後には母乳拒否・ミルク拒否で悩むとも知らずに。
この時もやっぱり、息子くんの出産時に比べればめちゃくちゃ元気でした。

流石に周りでわやわやしたからか、しばらくして息子くんも起き、
それと同時に旦那さんは息子くんと部屋に引き上げて先にお昼ご飯。
旦那さんは私が頼んだお使いの時に一緒に買ったおにぎりとかを食べていました。
私は朝から来ていたので、お昼ご飯からは病院食。
控室で休んだ後、息子くんたちがご飯を食べ終わった後くらいに私も合流してご飯を食べました。
その後助産師さんが娘ちゃんを連れてきてくれて、しばし家族の時間。
産まれたての妹のことがあんまりよくわからないながらも興味津々の息子くん。
今しかないし…!と旦那さんが娘ちゃんを構っていたので、
私は息子くんとたくさん話をしたり、ベッドの上からスマホのカメラで遊んだりしました。
この時はアドレナリンがまだ残ってたのかそれなりに元気だったのですが、
息子くんと旦那さんが病院を出て娘ちゃんも預かってもらうと、一気に疲れがどっと来て、
後陣痛の痛みも強くなってきたので、軽くTwitterで出産報告だけして、そのまま仮眠しました。

入院編・後記へ続きます。