君は僕に似ている

こんばんは。まったりこです。
最近また寝かしつけ寝落ちから復帰できなくなりました。なんでや。

さて今日は少し前に考えさせられることがあった母という存在とか教育観のお話です。
特に誰かに何かを説きたいとかではなくて単純にぼんやり思ったことを書きたいだけです。
特にオチもないかもしれないです。すみません。
全然関係ないけど今日のタイトルにピンとくる何かがある人はぜひお友達になってください。

幼稚園が始まってすぐくらいの頃にあった個人懇談会でめちゃくちゃ衝撃を受け、
しばらくモヤモヤしてたくらいの時期に丁度近くに用事があったので実家帰ってたんですよ。
で、まぁ向こうも息子くんの幼稚園デビューのことを気にかけてくれていたので、
当然その時のメイントピックは息子くんの幼稚園についてでした。
ただ今程も落ち着いてないまだデリケートな時期だったので、本人の前では話さず、
子どもたちが寝静まった後、大人が寝る前の時間とかにぽろぽろ母とお話をしてたんです。
基本的には例のモヤモヤについて母は、気にしすぎよ~肩の力を抜きなさ~いって感じで、
とにかく落ち着いて様子見した方が良いわよ…という感じのことを言っていました。
でまぁそれ自体は完全に同意というか自分でもそうかな~とは思っていたので、
自分でもそうしたいけどちょっと落ち着かないんだよね…という話をしたんです。
そしたら、母がポツリと「ほんまにアンタは要らんとこ遺伝したなぁ~」と言ったんですよ。
いや~~~~、めっっっっっっちゃくちゃビックリしました。
まさか母が自分の心配性を自覚していて、それを良くないことだと思ってると思わなくて。
と言うのもね、私たちはこの個性のおかげでめちゃくちゃケンカしてきたんですよ。
学生時代の私に対して母が心配性故に過保護な対応になってしまっていて。
まぁよくあることだとは思うんですけど。
でもその当時母は絶対にそのことを認めない上に、無理矢理正当性を主張したりしていて、
正直私は結構最近まで普通に母のことを毒親だと思っていました。
最近になって母も変わってきたと思ってはいたものの、ここまでとは思わなかった。
単純にお互いにお互いが丁度良く接せられる距離がわかっただけだと思っていました。
でもどうやら違ったらしい。何て言うか、憑き物が落ちた感じ。
昨今の昭和の価値観が否定されていく流れとかを見て、母も呪縛から解放されたのかな。

あとこの発言にもう一つビックリしたことがあって。
例のモヤモヤ記事に書いてあるんですが、私も全く同じようなことを息子くんに思ってたんです。
息子くんの様子を見て、私の中の嫌なところを引き継いでしまったのでは?って。
何なんでしょうねこれね。
親って、子どもが困難に直面している(?)様を見た時にその中に自分を見るんでしょうか。
それとも私と母の思考回路が似てるのかな。
ビックリしたと同時に、これはなんかちょっと嬉しかったです。
なんかこの時初めて母とママ友のような感覚になれた感じがして。
普段はやっぱりどうしても母もそれなりに人生を生きてきた自負があるから、
こういう話をするとアドバイスする立場の人になりたがる節があるんですけど。
この時はもう完全に一人の母としての気持ちで呟いてたと思うんですよね。
しかもそれがまぁ普通に同意できる内容だっただけに、
私としてもめちゃくちゃ「いやそれな??めっちゃわかる~~!!」ってなって。
対等の立場として話すと、母ともこんなに意気投合できるんだなぁみたいな気持ち?
あと単純に面白かったです。
割と常々、私の性格は母に似てるなと思ってたんですけど、ここまでとは。
まぁ似てはいるけど、個人的には全然仲良くない親子だよな~取る行動も違うし、
となんか勝手に思っていたんですけど案外そんなこともなかったのかも。
私自身もまだまだ母のことで知らないこととかたくさんあるんだなーと思いました。
ちなみにこの時母に「それ私もめっちゃ息子くんに思うわ~」って言ったら、
母は私以上にめちゃくちゃ驚いた顔して、その後黙ってしまいました。
なんでやねん!返事せぇや!そういうとこやぞ!

これまでにももちらほら書いたことあるような気もするんですけど、
私は息子くんを妊娠した辺りからずっと「私は母のようにはならない」と思っていて。
完全に両親を反面教師にして、今の私の教育観があると思います。
悲しいっちゃ悲しいけど、結果息子くんと娘ちゃんを幸せにしたい気持ちが強いので、
ある意味では親に何をされたら悲しいかをある程度知れてるのは良かったかもしれない。
でも実際母として色んなことを経験してみると、思ったよりも本当に育児って大変で。
元々キャパの少ない人間なのも手伝ってしまってほとんどの時に余裕を持てず、
気が付いたら昔嫌だなと思ってた母と同じことをしている自分が居たりもして。
最近本当によく反省しています。
今更だけど、母だって自分で選択してああなっていた訳じゃないんだなと。
わかってなかっただけで、私の中にも母親神話みたいなものがあったのかなと思います。
母が余裕をなくしている・追い詰められてるかも?とはまるで考えてなかったんですよね。
勝手に決めつけて母がヒステリックな対応をしてしまうのは母だからだと思っていたけど、
誰だって追い詰められたらそういう風になってしまう時もあるんですよね。
それこそ当時なんか今よりもっと母親なんだからどうこうみたいな圧力も強かっただろうし、
パートナーがデリカシー皆無の父となればそりゃあ当然余裕なんか持てなかっただろうなと。
とは言え当然あの頃の私の悲しみは私のものとして認めてあげるところではありますが、
もう少し私も母のことを思いやってあげられる余裕があれば良かったなと思います。
ほんとについ最近、それこそ自分が親になって数年経つまで当時の母のことを想像もできなかった。
自分のことばっかり考えていたなーと思います。
元々私は精神的にめちゃくちゃ幼かったなぁと昔を思い出していつも悶えていますが、
今思うと、私が幼くいられたことって実は幸せなことだったのかもしれないとか考えてしまいます。
両親が私のことを末っ子として可愛がってたということなのかなとか。
本当に物事って、どちらか一方だけが間違ってることってないんだなぁと最近しみじみ思います。

でね、こんなことをぼんやり考えてたらね、
息子くんたちが将来大きくなった時のこととか考えてしまう訳ですよ。
今のところ息子くんは顔私似・中身旦那さん似、娘ちゃんは顔旦那さん似・中身私似で、
面白いくらい正反対で私たち2人をミックスしたような子たちなんですけども。
3歳とか、娘ちゃんに至ってはまだ2歳とかでもう完全にそういう個性が見えてるのに、
そういう相手のことでも今後どんどんわからなくなっていくことがあるんだろうなとか。
まぁなんかとりあえず、わかんなくなっても全然良いんだけど、
せめて私としてはお互いに何か間違えてしまったことがあったら謝り合える関係であれたらなと。
もちろんできることならばめちゃくちゃ仲良し親子になりたいなと思うんですけど。
こういう風になれたら理想だな~って思うエピソードをお持ちのご家庭をいくつか知ってて、
子どもが成人した時とかにそうなれてたら最高だなとは思いつつ。
でも自分がまるでそれとは縁がなかったからどうなったらそうなるのかまるでわからず。
どちらかと言うと現時点では正直私が幼かった頃の我が家に似てると思うし。
全く自信がないのだな~~~~~~。
自己肯定感を育ててあげたいなとかめちゃくちゃ思いはするんだけど、
そもそも自分が「生きてるだけでOK」という感覚がわからないから何を与えたら良いのか。
いや、与えるのではなくてそのままを受容するんだっけ…。
プラスを生み出そうとするんじゃなくって、マイナスを植えつけないようにするんだっけ?
でもダメなことはダメって教えないといけないし、その辺の線引きがよくわからないのだな。
一般的にやってはいけないことの他に、単純に私と旦那さんの好き嫌いとして、
こういうことをされると不快だからやめてほしいみたいなことも教えることになるし、
どうやって伝えたらそれが当然そのように伝わるのかもよくわからない。
本読むしかないか…本読もう…読まねば…。

なんて、最近ぼんやり考えてることを整理がてら書いてみました。
とりあえず頭で考えすぎないようにするところから始めた方が良いのかもしれない。

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