琵琶湖博物館に行ってきました

こんばんは。まったりこです。
寝かしつけ寝落ちからの復帰が最近少しだけ早くて嬉しい。
何で違いが出てるのかは謎だけど…。

今日は先日お出かけしてきた琵琶湖博物館のレポです。
Twitterでオススメされてるママ垢さんが居て、行ってみたいな~と思っていたところ、
アソビュー!でチケットを割引で買える日に候補地にあったのを見つけて即購入したのでした。
普段ほっとんど使わないんですけど、たまにお得です。アソビュー。
なお中学生以下は無料です。中学生まで無料ってすごくないですか?とんでもねぇ。

琵琶湖博物館はその名の通り、滋賀県の琵琶湖沿いにある琵琶湖の歴史などが知れる博物館です。
館内に4つの展示室と2種類のディスカバリールーム、周辺数キロの規模で屋外展示もあって、
まるっと1日使ってやっと終わるか?というくらいボリューミーでした。
場所はちょっと辺鄙なところ(?)で、周辺はほぼキャンプとかする用の公園になっていて、
アウトドアを楽しんでる人がそこかしこにめっちゃ居るんですけどほぼ何もないという。
滋賀の方にとっては慣れ親しんだ光景なのかもしれませんが、
他所からやってきた民としては「なんか面白いところに来た!」という感じでした笑
駐車場がそういう公園と併設みたいな感じになっていて、めちゃくちゃ広く、
余程のことがないと埋まらないだろうなぁ…という感じなので安心。
駐車場のすぐ横にトイレがあって、移動の後でも子どものトイレに困らなくて良かったです。
博物館へは徒歩5分程度の整備された林道っぽいところを歩いて向かうのですが、
この林道も屋外展示の一部なので、この道にも色々とクイズが書いてあったりします。
とにかく敷地内はもう工夫でいっぱい!という感じで入る前からワクワク。
林道を抜けるとすぐに建物が見え、左側の本館入ってすぐが受付になっています。
受付は複数あり、電子チケットとそれ以外でしっかりブースも分けてくれていて、
私たちが着いた時もそれなりに人が居たんですが混雑しないようになっていました。

食事は館内がオススメ
道中少しだけ渋滞があったのもあって、予定より少し遅れてお昼前に到着しました。
時間と人手を見て、直感的にまずはレストランでランチをすることに。
琵琶湖博物館には「にほのうみ」という館内レストランがあって、
事前に調べてみたところ口コミで評価も高く、お子様メニューは600円と良心的。
近江牛や琵琶湖のお魚を使った、滋賀ならでは・琵琶湖ならではのお料理が食べられます。
大人用のメニューはどれもやや観光地価格かな~という感じではあります。
私は当日の服が白のワンピースだったのもあって近江牛とじ丼を選んだのですが、
見た目も華やかでとっても美味しく、なるほどこれはあのお値段だなと思える内容でした。
お子様メニューも3種類から選べて、大食いの息子くんも満足していました。
私たちが席に着いた直後にすぐ全席埋まったので、直感は正しかった…!
ちなみにレストランはこの1ヶ所だけですが、屋上広場で持ち込みの食事も可能です。
屋根もあるので雨天でも使用できます。
ただ、博物館自体が水辺で風邪も強いので非常に寒かったです。
私たちが行った11月初旬の時点で厚めの上着でも寒いと感じるくらいだったので、
冬の間はやめておいた方が良いのでは…と思います。
ちょっとくらい騒いでも問題ない感じだし、気候さえ許せば子持ちに優しい気はします。
博物館は再入場もできるので、駐車場横の芝生広場でも食事ができます。
駐車場の近くにカフェもあったし、車で少し行ったところにも道の駅もあるようで、
一応館内レストラン以外でも食事できるところはあるようです。
ただ展示のボリュームが本当にすごくて子連れだと特に時間がかかるので、
個人的には館内での食事がオススメかなと思います。

歴史に触れる、感じられる展示
冒頭でも少し書きましたが、琵琶湖博物館は琵琶湖の歴史を学べる博物館です。
ただ実際に行って見てみるともはや琵琶湖の歴史=生命の歴史と思ってるのかな?ってくらい、
めちゃくちゃ幅広く歴史を感じることができるような内容の展示になっています。
当然のように巨大なゾウの化石がどでんと置いてあったり、縄文人の暮らしがわかる展示があったり。
一見え???って感じなんですが、実は琵琶湖の周りではゾウの化石がたくさん発掘されていたり、
近くに縄文時代の遺跡があって、そちらの研究結果からわかったことなどを展示されてるそう。
琵琶湖とその周辺のことをとんでもないスケールで掘り下げていった結果がこの展示なのか!と、
この博物館を運営する方々の琵琶湖への愛のようなものをひしひしと感じました。
あとそれぞれの展示室に幼児でも簡単に操作できるような仕掛けがたくさんあって、
理解が深まるのももちろんですが、子どもが飽きないようになっててすごいなと感動しました。
どうしても博物館とかってお勉強っぽくなってしまいがちで、
展示内容のオタクレベルのお子さんでない限り楽しむのは難しいイメージだったんですが、
こと琵琶湖博物館に関してはその心配は全く皆無でビックリしました。
最初から最後まで、まもなく4歳の息子くんも2歳の娘ちゃんもずっと大興奮でした。
アナログ・デジタル問わず実際に操作できる様々な体験展示がある以外にも、
面白い写真が撮れるコーナーも随所にあって、毎度撮って撮って!と大はしゃぎ。
帰り道に息子くんに何が一番楽しかった?と聞いたら、
「シカに向かって弓を引くのが楽しかった!」とのことで、やはり印象深かったようです。
(※狩りをして生活していた頃の展示で、そういう写真を撮れるコーナーがあります)
大部分がジオラマなどの展示ですが、一部では実際の生き物が見られるところもあり、
何より後半の「水族展示室」がもう完全に水族館レベルなのもすごかった。
展示室って名前ですけどこのゾーンがもう本当にめちゃくちゃ長くてですね笑、
これまでの展示室の何個分かあるよなここ??って感じでした。
流石湖の博物館。
一番身近な湖に生きる生物たちの展示には一層力が入っているということなんでしょうか。
展示の数が多いだけでなく、ここも工夫がいっぱい詰まっていて、
映える水槽だったり、同じ水槽を色んな角度から見られるようになっていたり。
なんとまさかの、展示されているお魚たちに関する食文化を伝える展示まであります。
あまりにボリュームがあり過ぎて、子どもたちの体力が心配になったくらい笑
丁度この水族展示室の出入り口の近くに休憩スペースがあるんですよ。
未就学児のお子さんを連れてる場合は入る前にここで休憩されるのをオススメします。
うちは長さをわかってなくて終わった後に休憩をしたんですが、
正直ちょっと疲れから子どもたちがちょっとダレてしまってる気配があったので、
先にここで休憩してから入れたら良かったなーと後悔しました。
と言っても、ここから更にディスカバリールームや屋外展示などまだ展示が続くので、
前後どちらも休憩するくらいの勢いで良いのかもしれません笑

楽しみいっぱい、ディスカバリールーム
各展示室を回り終えるとエントランスに帰ってくることになります。
私たちが次に見に行ったのは「ディスカバリールーム」。
こちらは「子どもと大人が一緒に楽しむ体験と発見の場」とのことで、
うちの子たちも大興奮でめちゃくちゃ遊びまくっていました。
ここはもう本当にちょっと広めの一室っていう感じの場所ではあるんですが、
複数種類の展示があって、どれも実際に触って感じて…というものばかり。
でっかいザリガニの中に入ってハサミを動かしたり、
インテリアのように部屋全体に配置されたいくつかの鳥を探すチャレンジがあったり。
そして、こちらのお部屋にはインフォメーションみたいなところがあって、
そちらで「ディスカバリーボックス」というのが借りられます。
これがまた面白い。
縄文土器パズルとか、昭和のおもちゃが入ったおばあちゃんの風呂敷、
一番大きいものだとどうやら人骨を自分たちで組み立てる?ようなのもありました。
最初はみんな展示を順番に見てるんですが、どこかのグループがこのボックスを借り始めると、
皆こぞってテーブルに陣取り、色々と面白そうなボックスを次々借りていっていました。
うちの子たちはどちらもパズルが好きなので、代わる代わるパズルを借りて楽しんでいました。
ただ一つ注意があって、こちらのお部屋は今30分ごとの時間交代制でしか使用できません。
感染対策のためだと思うので、以前はどうだったのかちょっとわからないのですが、
とにかくどんなに楽しくても、時間が来たら交代しなくてはなりません。
私たちは完全な終盤に行ったので、どのみちそれ以上の時間がなかったのですけど、
子どもたちは完全に遊び足りない感じで、「出るよ」と言ったら「なんで!?」と言われました笑
ちなみに入室時間は予約制です。
ディスカバリールームの前に入室時間の記載されたカードがあるので、
行きたい時間のカードを取っておき、予約時間になったらカードを職員さんに見せて入室します。
このカードは1家族につき1枚だけの制限が確かあったと思うのですが、
出た後にまた別の時間帯のカードを取ることはできるので、複数回入場するのは可能です。
ただ人気なので、出てすぐ次の回のカードを取る…っていうのは難しそう。
でも子どもは絶対楽しいと思うので、博物館に入ってまず最初にここのカードを見て、
早めに一度入って、お子さんの反応を確かめておくのがオススメです。
もし気に入ったなら、遅めの時間の予約カードを確保してから展示に行くとスムーズかと。
(※ディスカバリールームは現在水曜日~土曜日のみの開催のようです。)

その他、常設展示は実物標本などが見られる「おとなのディスカバリー」や屋外展示があります。
どちらも私たちは時間切れでほとんど見れなかったのですが、
おとなのディスカバリーの方は外からちょっと覗くだけでもワクワクできる空間でしたし、
屋外展示は琵琶湖を広く眺められる展望デッキがあったり、昔の暮らしが体験できる家があったり、
とにかくこちらも盛りだくさんな雰囲気でした。
駐車場からの道が屋外展示の一部なのと同じで、展望デッキから駐車場へ行くこともできます。
私たちは最後に屋外展示を見に行ったので、そのまま駐車場へ行ったんですが、
駐車場に行くまでの道と湖の近くをちょっと散策するだけで余裕で30分程度かかりました。
小さい子どもの歩く速度に合わせていたのもあると思いますが、
この感じだと屋外展示を全部見るだけでも普通に1時間近く使うのでは…?という感じ。
1日で全部を楽しもうと思ったら開館と同時に行くしかないかもしれません。笑
本当に、それくらいボリューミーな展示だったと思います。
我が家は完全に一部を楽しみきれなかったので、またいつかリベンジに行きたいです。

上記の常設展の他に、企画展示をやっている場合もあります。
私たちが行った時は色んなチョウの標本が見られる企画展示がやっていました。
こちらの展示では、チョウの標本と成長前の芋虫のフィギュアが一緒に展示されていたり、
色ごとにグラデーションにずらっとかなりの種類の標本が並んでいたりして面白かったです。
チョウの総選挙もやっていたので、子どもたちに好みを聞いて投票もしてきました。
実際に座ったり触ったりできる芋虫のベンチもあって、
子どもたちは二人とも芋虫のベンチに夢中で、何度も座って写真撮って!と言ってました笑
この企画展は別途料金が必要ですが、今回私たちが見たものは大人でも1コイン以下。
それなりに広く展示も豊富でしたし、ここにもやはり子どもが楽しめるものがあったので、
苦手だったり余りにも興味がないものでない限りは、とりあえず入ってみて良い気もします。
近くに「草津市立水生植物公園みずの森」というところもあって、そちらとの共通券もあるようですが、
博物館を見るだけでこんなに時間かかるのに行く時間あるんか…?笑
でもそちらもとても魅力的な場所のようですので、
きっちりタイムスケジュール組んで動けるタイプの人はぜひ行ってみてほしいです。

そんなこんなで、私たちもお子たちもとっても満足でした。
ここに行って以降息子くんは化石への興味が増したようです。
あと展示の途中でレプリカを触れるチェーンソーの存在を知って覚えたようで、
今の仮面ライダーの武器?を指さして、「木切るやつやん!!」と叫んでいました。
色々知識が増えたようで、行ってみて良かったなぁと思います。
娘ちゃんもとっても楽しい1日だったようで、「おっきいゾウさん居たなぁ」とか、
時々思い出したように話してくれて嬉しいです。
本当に色んな学びや楽しい体験に出会える素敵な博物館でした。
結構な頻度で色々楽しそうなワークショップもあるようですので、
また違う季節の時などに遊びに行ってみたいなと思っています。
遠方の方とかだとなかなかアクセスしにくい場所かなぁとは思いますが、
本当にオススメなので機会があればぜひ行ってみてほしいです。