「育児」の本

こんばんは。まったりこです。
娘ちゃんのお風邪が治ったように見えたりひどくなったように見えたりで一進一退。
うーん、どうしたものやら。

前から何度か書いているのですが、私は産前子どもが苦手でした。
かつ自分は末っ子で、親戚内でも下の方というポジションだったのもあって、
妊娠も出産も自分が経験するまでは知識ゼロでした。
身近なところで出産した知り合いもいたものの、既に産まれた赤ちゃんを愛でるだけで、
お世話をさせてもらう訳でもなかったので知識が増えることもありませんでした。
そんな状態であれよあれよと言う間に自分の番!という感じだったので、
妊活の方法や妊娠検査薬のタイミング、妊婦健診と全部都度調べて対応していました。
一つ進んだら次のことを、という感じだったので、行き当たりばったり感がありました。
母子手帳ももらって、妊婦健診に慣れてきた辺りで、ちょっとずつ先のことを調べるように。
早めに退職していたのもあって調べる時間はたくさんありました。
この頃は既に頭の中は自分の妊娠と出産のことで頭がいっぱいだったので、
大多数の時間はこれらのことを調べていたように思います。
もう少し余裕を持って、他のこともしっかり楽しんだりしつつにすれば良かった…と、
まぁこの後悔も何度も書いているので以下略。

そうやって色々調べていく中で、気付いたことがありました。
それはところによって書いてる内容が違うものがあること。
やはり手軽なのもあってどれもまず最初はネットで調べて情報を得ていました。
ただそれとは別で、私は紙媒体で情報を調べるのも好きだったので、
妊娠がわかった時にまずは「はじめてのたまひよ」も同時に買って読みました。
出産準備品のページなどをぼんやりと眺めて、気になった商品をネットでチェック。
すると、ネットにはこの商品は不要と書いてある…とか。
それなりに出産予定日が近づいてきた辺りで、事前に育児の予習も始めました。
図書館でひよこクラブのバックナンバーを読んでみたり、付録が良さげな子育て情報誌を買ったり。
泣いてすぐ抱っこした方が良いとか、抱き癖がつくから良くないとか、
泣かせると腹筋が鍛えられて良いとか、欲求が満たされないと愛着形成がうまくできないとか。
とにかくあっちこっちで言ってることが色々違うが多々ある。
基本的に子育てというのは人間を育てるということなので、当然個性がある訳で、
何もかもとにかく個人差があるだろうというのは理解できるんですが。
それにしたって色々と書いてあること違い過ぎない?という感じ。
そこで、子育てについてはとりあえずこれを参考に、という指標を一つ作ることに決めました。

選んだのは、主婦の友社の「はじめてのママ&パパの育児」。
0歳~3歳までの発達のことや注意点、過ごし方の例などが書いてある本で、
特に0歳に関しては0ヶ月の新生児期から各月齢ごとに詳細な説明があって親切です。
抱っこの仕方やオムツの替え方といった基礎中の基礎から始まって、
沐浴・お風呂の方法や授乳、離乳食や予防接種のことなど情報盛りだくさん。
こんな症状が出た時は…と幼児がかかりやすい病気の説明やホームケアの方法も書いてたり。
とにかくこれ1冊あれば、大体の乳幼児育児に関する情報が手に入る感じです。
我が家はこの本を指標として、気になることや精査が必要と感じることは別途調べる、
という形で自分たちの育児の方法や方針を固めていくことにしました。
とにかくボリューミーなので、1冊全てを読み切るのには結構時間がかかります。
なので各月齢ごとのページだけ、成長するごとに少し先の月齢を前もって確認し、
後は辞書のような感じで気になることができた時に手に取っていました。
何に関してもそうなんですが、私の基本的なスタンスは「ポジティブだけ頂く」なので、
この本にしても他のものにしても、とりあえず何でも「らしい」で一旦済ましておいて、
当てはまっても当てはまらなくてもへー!面白いなー!と思うくらい。
これを見たから書いてある通りにしないととか、書いてある通りじゃなくておかしいとか、
そういう風に考えることも行動することも一切ありませんでした。
逆に言うと、そういう考え方じゃない限りは本を手元に置くのは逆効果なのかも。
あくまで参考程度に…と思って見る分には結構頼りになる味方だと思います。
私にとっては困った時はコレ!的な存在で、かなり参考になったし、
今でもたまに開いて確認することもあるので、手元に置いてて良かったなと思っています。

ここから下は蛇足なんですが。
自分でも経験してみて思ったけど、役所の講座&検診って本当に厄介ですね。
全面的に悪い訳では絶対なくて、助かる部分も大いにあったとは思っていますが。
でも役所の講座とか検診でのやりとりで凹んだり悩むことも結構ありました。
母子手帳をもらうと同時に、初めての妊娠の人はこれだけの講座を受けてくださいとか、
0歳児は4ヶ月と8ヶ月に検診があって、そこで発達のことやその他生活の講座などあって、
役所絡みのイベントはとにかく色んな知識を授けてようとしてくれるのですけども。
それ自体はとっても良いと思うんです。自分で調べる余裕のない人も居るだろうし。
でもたまにちょっとこれは問題あるんじゃないか?という時がある。
もう完全に講師に寄るんだけど、めちゃくちゃ押しつけがましい言い方する人とかいる。
絶対こうした方がいいです、とか。
ノウハウのある(多分)人から強い口調で言われることの影響力たるや。
でもその人が持ってるノウハウは古い情報が元のまま更新されてなかったりして。
ここでもおっと他所で聞いた話と違うな…みたいなことが多々ありました。
検診とかだと、相談した悩みを鼻で笑うような小児科の先生とか。
離乳食の講習でも、ベビーフードより愛情こもった手作りがやっぱり良いですよねとか言ってたり。
全体的に無責任な物言いをする人が多いなーという印象でした。
結果的に、ここで話を聞いても自分で改めて調べ直す必要が出ることも多くて、
そういう一個一個をこっちで一旦全部受けてから整理する必要があるの負担が大き過ぎる。
特にメンタルが落ち込んでる時とかだと受け止めきれない時もありますし、
ただでさえ頑張って育児をしている母親は過敏なのだから、もう少し配慮がほしい。
どうやったらこういうのって変わるのかなぁとぼんやり考えたりしながら、
次の3歳検診の時が来るのを待っている私なのでした。